オフィスに茶道を取り入れるために
普通、仕事中にデスクにあるのはコーヒーやジャスミンティーなどだろうと思います。
そこに抹茶を取り入れてみたい、という方へのヒントをご紹介します。
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「オフィスで茶道」とは
仕事中に飲むほどたくさんの量は必要ないけれど、午後のミーティングの前にシャキッと気持ちを切り替えたい。
せっかく飲むなら身体にいいものを採り入れたい。
そんなときに抹茶は良い選択です。
優雅すぎる、面倒そうと言ったイメージですが、ランチ後の一息つく時間、どうせなら自分を整えるために抹茶を活用しましょう。
ただ抹茶を飲むだけでなく、「茶道の心」を取り入れるために大切なのはふたつ。「お気に入りの茶碗」を選び、「同じ手順で抹茶を飲む」ことです。
オフィス茶道に必要なもの
オフィスに置く抹茶道具はお気に入りのものを選びたいものです。最低限必要なものは
- お気に入りの茶碗、マグカップ
- 抹茶
- 茶筅
- ポットのお湯
これだけです。難しく考えず用意してみましょう。
お気に入りの茶碗、カップ
♦お茶碗でなくてもかまいません。専用のものを用意しなくても、仕事中はティーバッグの紅茶を飲んでいるそのカップでいいです。持ち手も、あってもなくてもかまいません。
♦底がまるくなっているものがより良いです。抹茶の粉が攪拌しやすくなります。カフェオレボウルなんかが良いかもしれません。
♦あくまでも自分の好きなカップを選ぶこと。茶人は自分の気に入った茶碗を買い求めますし、場合によっては作らせていました。仕事場で頑張っているんですもの、気分を上げるアイテムを選ばなくては。
抹茶
オフィスで飲む抹茶に求められるのは
- こぼれない
- ふるわなくていい
- 一杯分が分かりやすい
この3つです。
♦わたしもレッスンや自宅、オフィスなどたくさんの場所で使っています。
♦粒子が均一なためダマができにくい
♦一杯分をはかる必要がなく手軽にお茶を点てられます。
♦「オーガニックな抹茶は美味しくない」という常識をやぶる旨味
茶筅
- 初心者さんなら「八十本立」、不器用さんは「百本立」
- 穂の数が多くなるほど泡が立ちやすい
- 茶杓(スプーン)はいらないけれどくせ直しは必要
いろいろ試しましたが、こちらがコストパフォーマンスが良いと思います。
茶筅に限らず、茶道の道具を購入したり、知識を得るのにほんぢ園さんは良質なコンテンツを持っています。
「オフィス茶道」を良い時間にするために
道具をそろえて、ただお茶を点てるだけでも良いのですが、せっかくですからこの時間を「心を整える」時間にしましょう。やりかたは簡単、毎回同じ手順で抹茶を点てて飲む、ということ。しかしこれが、茶道瞑想の神髄です。
自分で飲むための作法
- ポット、あるいはお湯を入れたタンブラーを左側に置きます
- 正面にカップ、右側に茶筅と抹茶を置きます。
- カップにお湯を入れて10秒ほど温め、一度お湯を捨てます。
- 抹茶を入れてお湯を注ぎます。
- ふんわり泡が立つように茶筅を前後に振ります。
- ひらがなの「の」を書くように茶筅を動かし、茶碗の中心の泡が少し盛り上がるようにします。
- 茶筅を置いて茶碗を持ち、左手の上に乗せ、右手を添えるようにして持ちます。
- 時計回りに茶碗を2回まわします。正面に向いている模様が時計の9時の方向になるように、2回まわします。
- ゆったりとした気持ちで飲みましょう。
同僚に差し上げるための作法
抹茶を友人や同僚に差し上げるときは、お茶を点てたあとに動作が加わります。
- お茶を点てて茶筌を置いたあと、茶碗を持って左手の上に乗せます。
- 時計回りに茶碗を2回まわし、自分の正面に向いている模様が相手の正面に見えるようにします。
- 右手でゆっくりと置き、「どうぞ」と言いましょう。
応接室で出すための作法
現代のオフィスでは、お客様に抹茶をお出しすることは少ないかもしれませんが、もし出てきたら素敵だと思いませんか。
お客様が作法の分かる方であれば盛り上がるでしょうし、初めての方であればドキドキしつつ楽しんでいただけるでしょう。
上手にお出しできれば「あの会社は…」と印象に残るのです。いまだにお茶の出し方が印象を左右することがあります。
取り入れてみたいと思う方は、少しお稽古が必要かもしれません。
必要な道具のそろえ方や、「お菓子はどうするの?」「本当にできるの?」といった疑問にもお答えします。
オンラインでもお伝えできる内容ですので、こちらからコンタクトしてくださいね。
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